冀望

折れた翼でも
千切れた羽根でも

君のところまで
飛んでいけるよ

君の心に
今もいるよ

愛を分かち合った
僕たちなのに

僕はどうして
こんな遠くにいるの

夢を見せてくれたのは
君なのに

君はどうして
そんな顔をしているの

僕のために笑ってよ

そうすれば
今よりももっと飛べる

いつもみたいに笑ってよ

そうすれば
君の傍まで行ける

電話も聞いたし
手紙も届いた

ちゃんとわかっているし
きちんと読んだよ

話せなくてごめんね
返事かけなくてごめん

君が笑えるのなら

僕を忘れてしまっても
構わない

僕が代わりに
ずっと覚えているから

君が幸せなら

僕が居なくても
大丈夫だと思える

僕の分まで
楽しんで欲しいんだ

不思議と思い出すのは
楽しかったことばかり

今でも思いを馳せるのは
君の笑顔ばかり

忘れないで

どんなに離れても
愛していること

覚えていて

いつまでも永遠に
愛されていること